家のため、毎日新聞配達のバイトに勤しんでいる高校生、九条葵。
葵はある日の新聞配達中、浜辺に座っている少女を見つける。
葵が出会ったのは、兄の小川楓と共に野原沢市に引っ越してきた少女、小川蛍だった。
ほとんど笑おうとしない蛍を笑顔にしたいと考え、葵は遊びに誘う。
葵と遊ぶようになってからだんだんと笑顔を見せるようになった蛍。
だが、そんな幸せな時間は長く続かなかった。
ある日、葵は楓から蛍の秘密について聞かされる。
それから葵と蛍は全力で日々を過ごすことを誓う。
幸せな思い出を作るため、悲しい思い出にさせないため。
これは、”今”を幸せに生きる2人の物語。
